子供が中学生になったけど、塾へ行かせた方が良いのか分からない。そんな悩みはありませんか?
中学生の子供がいると、保護者は嫌でも「受験」の二文字が頭に浮かびますよね。子どもの将来を考えて、「とりあえず塾に入れたほうがいいのかな?」と思うものの、それが本当に子どもにとって良いことなのか、自信が持てない。しかも、塾代も決して安くないし…。きっと、どうするのがベストなのか、迷っていることでしょう。
そんな悩みを持つあなたへ、高校受験専門の学習塾を経営している僕が、「中学生は塾に行くべきか?」についてお答えします。
「塾の経営者だから塾を勧めるんでしょ?」と思うかもしれませんが、そんな単純な答えではありません。成績と家計の両方の面で助かる情報をお伝えします。ぜひ参考にしてください。
現役の学習塾経営者ひでぼんです。塾経営9年目で9年連続生徒数UPを達成中。学生時代から合わせると指導歴12年。現場の経験を活かしてリアルな情報をお伝えします。
- 毎年100人規模の学習塾経営者
- 塾経営9年、塾講師12年、家庭教師4年
- 大手IT企業→脱サラ→学習塾を2教室運営
中学生は塾に「行くべき」だが「少し」で良い
塾へ行き最低限の授業回数にする
本記事の結論です。
中学生は塾に行くべきだ。
ただし、通塾回数は少なくて良いというのが僕の意見です。
以下、理由を説明します。
中学生の大半は塾へ通っている
まずは、他の家庭ってどうしてるの?という疑問を解決しておきます。
文部科学省の「令和3年度子供の学習費調査」によると、公立中学校に通っている生徒の約70%、私立中学校の生徒の約54%が塾に通っているそうです。
学年 | 公立中学 | 私立中学 |
---|---|---|
中1 | 57.8% | 51.6% |
中2 | 69.2% | 53.4% |
中3 | 84.0% | 56.7% |
平均 | 70.3% | 53.9% |
中1の時点では、まだ様子を見ている家庭も多く、通塾率は50%前後にとどまっていますが、公立中学の中3になると、10人中8人以上が塾に通って受験勉強をしているようです。
この数字を見ると、「うちの子も塾に行かないと、受験で不利になってしまうのでは…」と心配になりますよね。
その不安の通り、塾で受験ノウハウを学んでいる子と独学の子では、差がつくのは必然です。
だからこそ「通う・通わない」の2択で考えた場合、塾に通わせる方が良いと僕は思っています。
塾の授業回数はなるべく少なく抑える
とはいえ、塾が提案するすべての授業を受講する必要はありません。
僕のおすすめは、週に1回程度の受講です。
さらに、自分のペースで質問ができる「1:1〜1:3の個別指導」が最適です。
※集団系の塾で週1回はNGです。
通塾回数を減らすことで、家計が楽になり、子供たちも正しい勉強スタイルが身につきます。
僕がいつも子供達に伝えている「教えられるより練習した方が成績は上がる」という理念を是非みなさんにも試してもらいたいです。
授業回数については、こちらの記事で詳しく書いているので、「週1回で大丈夫なの?」と気になる方は、ぜひ一緒に読んでみてください。
中学生は塾に行くべきか?|まとめ
中学生の子供を塾に行かせるべきか悩んでいるみなさん。
塾に通わせて授業回数を週1回程度に抑えるのがおすすめです。
実際、公立中学の70%以上の生徒が塾に通っています。もちろん、塾に通えば必ず成績が上がるわけではありませんが、通っている子と通っていない子では差がつく可能性が高いです。
塾に通うことで、勉強へのモチベーションが高まり、学習習慣も身につきます。そして、授業回数を減らせば自然と効率的な勉強法を身につけることができます。
単に塾に通わせるだけでなく、どんな勉強法をするかまで考えて取り組むと、成績も向上し経済的にも楽になるでしょう。
塾をうまく使って、塾や勉強に縛られない生活を目指しましょう。
週1回の塾で勉強していく具体的な方法は、以下の記事で詳しく書いているので、興味がある人は読んでくださいね。
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