こんにちは。ひでぼんです!
学期ごとに開催される中間テストと期末テスト。
その対策として「どんな教材」を使っていますか?
学校のワーク、塾のテキスト、市販のワーク、通信教材…などなど、選択肢はたくさんありますよね。
どれを使っても勉強をしていることに違いありませんが、たくさんの教材を手にし、テスト前に使っているという人は注意が必要です。
一見、問題ない行動のように見えますが、大半の生徒は効果が薄いやり方をしています。
この記事では、中学生の定期テスト対策で使う教材について、ひでぼん流の考え方を皆さんにお教えします。
僕の塾で生徒たちにも伝えている内容なので現場実証もバッチリです!
是非、次のテストから実践してみて下さい。
中間テスト・期末テストで…
- どんな教材を使えば良いか悩んでいる人
- 何を勉強すれば良いか分からない人
- 思ったような成績が取れない人
- 平均点〜90点を目指している人
中間・期末テスト対策は「学校のワーク」だけで十分
学校の定期テスト対策であれば「学校のワークだけ」で十分!
長年、塾業界でにいて感じることの一つに「成績が伸び悩んでいる子ほど、色々な教材に手を出している」という経験則があります。
そして、逆に成績の良い子は1種類のワークを極めて、ワークに掲載されている全ての問題を自分の力で解けるようにしています。
これが、この記事で伝えたいことの全てです。
- 今すぐ余計な問題集を段ボールに入れて封印して下さい。
- 学校のワークを3周も4周もチャレンジして下さい。
- 答えを覚えてしまうまで学校のワークを繰り返して下さい。
そうすれば、テストの見え方が変わります。「あ!これ学校のワークでやったやつだ!」が何個も出てくるでしょう。
平均点であれば簡単に取れるようになり、90点レベルであれば学校のワークだけで十分に対応できます。
是非お試しあれ。
勉強の質は、教材の量ではなくどれだけやり込んだかに比例するんですよ!
僕が学校のワークだけを推奨する理由
では、なぜ僕は「学校のワークだけ」をここまで推奨するのでしょうか。
理由は3つです。
- 問題集を増やすことで生じる「勉強をしたつもり」を防ぐ
- 問題の質が高く時間効率の良い勉強ができる
- 学校の先生は教科書や学校のワークを意識して問題を作る
ひとつずつ説明します。
問題集を増やすことで生じる「勉強をしたつもり」を防ぐ
学校のワーク以外に問題集を増やすことで、間違えた問題を何度も練習する癖がつかなくなり中途半端な理解度で終わってしまうことが多くなります。これが勉強をした「つもり」です。
僕が問題集を「学校のワークだけ」に限定しているのは「つもり」学習を無くすことが最大の目的です。
勉強をしていると不安や焦りから、どんどん色々な問題集を使いたくなります。真面目で勉強熱心な子ほどこの傾向に陥りやすいので要注意です。
また、良かれと思って保護者が問題集を与えることも多々あります。
そうやって問題集を増やすことで、1冊目の問題集を解いた後、ロクな見直しをせず、次の問題集へ移る癖がつきます。これが最悪な勉強スタイルの入り口となります。
1冊目が完璧でない状態で次の問題集へ移ると、無意識のうちに解ける問題ばかりを練習していることになります。間違えた問題は、1度練習しただけでは解けるようになりません。最低でも3回はチャレンジが必要です。
問題集が多いことで練習回数が激減し、結果として、解けない問題が放置される状態に陥っていきます。
繰り返しですが、勉強の質は、教材の量ではなくどれだけやり込んだかに比例します。
次の問題集へ進む前に、まずは目の前の学校のワークを本当に完璧にできたかを確認するようにしましょう。
問題の質が高く時間効率の良い勉強ができる
学校で使っているワークは、何十年と歴史がある問題集です。僕たち先生が子供だった頃から使われ続けているワークも多く、その分、問題の質や量が厳選されています。
毎年出版されるような市販のワークと比べると、1冊に込められた出版社のパワーが違います。
また、学校のワークは中間テストや期末テストの提出課題とされることが多く「提出課題の完成=テスト勉強」に繋がるため、時間効率が非常に高い点が魅力です。
学校の授業と部活、テスト勉強の両立を考えると、テスト勉強に費やせる時間は限られています。
学校のワークは、限られた時間の中で、質の高い問題に触れられる最良の問題集なのです。
学校の先生は教科書や学校のワークを意識して問題を作る
中間テストと期末テストは学校の先生オリジナルのテストであることが多いです。
そのため、先生の癖が出ることもありますが、基本的には学校で配布している教材ベースで作られるのが基本です。
学校のワークにも教科書にも載っていない問題を出すとトラブルになりますからね。
全く同じ問題が出ることもあれば、数字を変えた問題、少し問う角度を変えた問題など様々ですが、根本となる考え方は教科書とワークそのものであることがほとんどです。
もし、教科書やワークに全く載っていない問題が出た場合は「捨て問」と考えましょう。
そんな出るか出ないか分からない問題の対策は時間の無駄です。
まとめ
以上、中間テストと期末テストの勉強使う教材は「学校のワーク」だけで良いというお話でした。
学校のワークは、問題の質が高く勉強の時間効率がとても高い教材です。
これだけを極めれば、平均点以上から90点クラスまで十分に目指すことが可能です。
僕の運営している学習塾では、学校のワークだけを極める対策講座を毎回12時間も開催しています。その効果は絶大で、初めて塾にきた生徒のほとんど全員が初回テストで成績アップを達成しています。
現場での実績もバッチリある勉強スタイルなので、皆さんも実践してみてください。