勉強のやる気を維持するのは簡単なことではありません。特に塾に通わずに自宅で勉強する場合、どのようにモチベーションを保つかが大きな課題になります。
しかし、ちょっとした工夫をすることで、家庭でもやる気を引き出すことが可能です。
今回は、「自宅でできるモチベーション維持の方法」を紹介します。
目標がないからこそモチベーション維持に悩む
勉強のやる気を維持するためには、「目標を持つこと」が最も効果的です。
「定期テストで○点以上取る」「第一志望の高校に合格する」「英検〇級に合格する」など、具体的な目標があると、日々の勉強にも目的意識が生まれます。
しかし、現実的には「そもそも目標がないから、やる気が出ない」というお子さんが多いのも事実です。そのため、「目標を持て」と言われてもピンとこず、結局モチベーションを維持できずに終わってしまうこともあります。
そこで、以下では「目標がない子どもたち向けのモチベーション維持の方法」を紹介します。
親が子どもの勉強に興味を持とう
「勉強は子どもが頑張るもの」と思っていませんか? 実は、親が関心を持つことも、子どものモチベーションを高める大きな要因になります。
子どもは、親が関心を持ってくれると「見てもらえている」と感じ、やる気が湧いてきます。たとえば、
- 「今日の勉強、どんなことをやったの?」と声をかける
- 「この前のテスト、どんなところが難しかった?」と話を聞く
- 一緒に解けない問題を考えてみる
このように勉強に関する会話を増やすだけでも、勉強への意欲が高まることがあります。決して「勉強しなさい」と命令口調にならず、興味を持って見守ることが大切です。
また、結果だけを聞くのもNGです。「テスト何点だった?」と点数だけを聞くのではなく、「どういう問題が難しかった?」「どこがうまくいった?」と、プロセスに目を向けた質問をすることで、子ども自身が自分の学習を振り返るきっかけにもなります。
日々の学習にご褒美を用意する
勉強は「頑張った分だけ成果が出るもの」ですが、結果がすぐに見えないこともあります。そんなときは、小さなご褒美を用意するのがおすすめです。
たとえば、
- 1冊問題集を終えたら好きなゲームを買う
- 定期テストまで3週間通して勉強できれば映画を見に行く
など、短期間で達成できるご褒美を設定すると、やる気が続きやすくなります。
ただし、ご褒美ばかりに頼りすぎると「報酬がないと勉強しない」状態になってしまうこともあるので、最初は小さなご褒美から始め、徐々にご褒美なしでも勉強できる習慣を作ることが大切です。
成績に応じた評価制度もおすすめ
「勉強の目標が見つからない…」というお子さんには、「頑張ったら良いことがある」 という分かりやすい仕組みを作るのがおすすめです。
たとえば、毎月のお小遣いを通知簿の合計点数×〇円と設定するのはどうでしょうか?
〈例〉
9教科オール5なら合計45点
→ 45点 × 200円 = 9000円
9教科オール4なら合計36点
→ 36点 × 200円 = 7200円
このように、努力が目に見える形で返ってくる仕組みを作ることで、「目標がない」と感じているお子さんでも、「もっと良い成績を取ればお小遣いが増える!」と、やる気のきっかけになりやすくなります。
また、成績だけでなく「前回より○点アップしたらボーナス」などのルールを加えると、勉強に前向きに取り組めるようになります。
「何のために勉強するのかわからない」と悩んでいるお子さんには、小さな成功体験を積み重ねていくことが大切です。最初は「ちょっとやってみようかな」と思える仕組みを作ることで、自然とやる気が出てくるかもしれませんね。
ご褒美は悪ではない!科学的根拠に基づき上手に活用しよう
「ご褒美を与えると、勉強の本質から逸れるのでは?」と思うかもしれません。しかし、最新の研究では、適切なご褒美は学習意欲を高める効果があるとされています。
例えば、ハーバード大学のフライヤー教授の研究では、テストの点数に対してお金を与えるよりも、「宿題をする」「本を読む」といった学習行動に対して報酬を設定する方が成績向上につながることが示されています。また、ある研究では、ご褒美をうまく活用することで、子どもたちが「努力すれば報われる」という実感を持ちやすくなるとも報告されています。
ただし、ポイントは 「すぐに手に入らないご褒美」にすること です。
- 努力を続けた先に手に入るご褒美を設定する(例:「1ヶ月間頑張ったら○○」)
- 「ご褒美=楽しい体験」にする(例:「テスト後に家族で映画を見に行く」)
- 「成功体験」そのものをご褒美にする(例:「〇点アップしたら家族みんなでお祝いする」)
ご褒美は適切に活用すれば、子どもの勉強習慣を作るための強力なサポートとなります。
まとめ
勉強のモチベーションを維持するのは簡単ではありませんが、親の関わり方やご褒美の工夫次第で、やる気を引き出すことは可能です。
- 目標がない子どもでも、まずはモチベーションを維持する仕組みを作ることが大切。
- 親が勉強に興味を持ち、結果だけでなく過程を見守ることが重要。
- 小さなご褒美を取り入れながら、学習習慣を定着させる。
- 成績や努力に応じた評価制度を活用し、達成感を得られる仕組みを作る。
- ご褒美は適切に使えば、子どもの学習意欲を高める強力なサポートになる。
「何のために勉強するのかわからない」という子どもでも、小さな成功体験を積み重ねることで、自然とやる気が生まれてきます。
まずはできることから取り入れ、お子さんが「勉強が楽しい」と思える環境を作っていきましょう!
お子さんのモチベーションを支えるために、ぜひ今日からできることを取り入れてみてください!