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【勉強しても忘れてしまう問題を解決】現役塾長が教えるシンプルな解決法を紹介

僕の塾では3ヶ月に1回、保護者との個別面談を実施しています。

その時、良く相談されるのがコレ。

うちの子、勉強してる雰囲気はあるんですが、すぐに忘れてしまうんです。

勉強では、あるあるの悩みですね。

中学生・高校生時代、僕自身も勉強したことをすぐ忘れていました。大人になった今でも実は変わっていません。

この記事では、僕が運営している塾で生徒たちに教えている「勉強したことを忘れない方法」について紹介したいと思います。

目次

理論では忘れることを解決できない

皆さんは、エビングハウスの忘却曲線って知ってますか?

エビングハウスの忘却曲線
引用:イラストAC

簡単に紹介すると「1日後に復習し、2日後にも復習、1ヶ月後にも復習というように、復習を繰り返すほど学習後の覚えている割合が増加する」という理論です。

暗記ノウハウ界隈では超有名な話なのですが、これを元に子供達の学習スタイルを構築すると、絶対に長続きしません。

意外かもしれませんが、中学生は大人のように自分でコントロールできる時間が限られています。

学校行事・塾・部活の疲れ・学校の課題など、日々勉強に使える時間は変化しています。

理屈や理論をガチガチに使ったスタイルは、ルールが厳しく挫折しやすいので、なるべく簡単で時間の制限がない学習法を取り入れていきましょう。

「今日やっても明日やってもいいんだよ」という考え方が継続に繋がります!

忘れることを解決するにはシンプルが1番

エビングハウスの忘却曲線の通り学習ルールを作ると「中学生の生活習慣とマッチしない」と先ほどお伝えしました。

だから、僕が生徒達に教えているのは、エビングハウスの忘却曲線から時間軸を排除した学習法となります。

別名、アクティブリコールという学習法です。

【流れ】具体的な学習法
  1. まずは、自力で問題を解く
  2. 間違えた問題に「」をつける
  3. 」だけを後日解き直す
  4. 再度間違えた場合は「」を増やす
  5. 」が増えた問題だけを解き直す
  6. 以降、無限ループ

要は、間違えた問題を何度も解き直しするということです!めちゃくちゃシンプルですね!

解き直しをするのはいつでもOKです。
おすすめは、中間テストや期末テストの直前です。

時間の制限がないため、今日は部活で限界だ…という日は休息できるし、優先すべき課題があれば取り組める。時間の自由が少ない子供達に合った最も簡単な忘れない学習スタイルだと確信しています。

(僕の塾の生徒は全員この勉強法で結果を残しています)

以上が勉強法の全てですが、いくつかポイントがあるので追加で紹介します。

忘れない勉強法のポイント
マークは「」「」以外は使うな

僕の経験則で間違えた問題に「」をつける生徒は成績が良くありません。おそらく、間違えたことを認めたくない心理が働いているのでしょう。間違いを強く脳に刻むため、誰が見ても間違えたとわかる印を使いましょう。

調べ学習は禁止

調べ学習は答えを写しているのと同じです。そして、調べて書き写しただけなのに「正解判定」としてしまう最悪の習慣が身についてしまいます。また、「ノートまとめ」や「調べ学習」は暗記効果が薄いと科学的にも分かっているので禁止とします。

付箋を貼るのがおすすめ

」をつけても、それ自体を忘れることが良くあります。これを防ぐために「」がついたページに付箋を貼りましょう。100円均一でも売っているので、ケチらず貼りまくるのがコツです。解き直しで正解できたら外しましょう。

テスト前に解き直すだけでいい

間違えた問題を2日後に解き直す…そんな日にち指定をすると100%挫折します。思い切って、テスト2週間前や1週間前だけに解き直しをするというルールにしましょう。今日できることは明日やるでOKです。気楽構えて復習をやり遂げることに集中しましょう。

勉強しても忘れてしまう問題を解決|まとめ

以上、僕が塾で教えている忘れないための学習法です。

この記事を読めば「凄いノウハウをゲットできると思ったのに残念」と感じた人も少なくないでしょう。

ですが、中学生は意外と多忙です。

シンプルすぎるくらいじゃなければ、続けることはできません。

あれこれ試す前に、まずはこの記事で書いている方法を試してみてください。

もっと複雑な方法は、その後でも遅くありません。

以上、参考になれば嬉しいです。

まとめ
  • 間違えた問題に印をつけて繰り返し練習するだけ
  • エビングハウスの忘却曲線の時間概念を排除したルール
  • シンプルだが多忙な中学生には最適
  • 挫折阻止のためルール追加は最低限にする

週1回の塾で勉強していく具体的な方法は、以下の記事で詳しく書いているので、興味がある人は読んでくださいね。

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